- まとめ
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- 冬の気圧配置は西高東低、太平洋側は空っ風が吹き、乾燥がひどい。
- 暖房器具や加湿器を効率的に使って、快適な住まいの環境を。
- 男性も乾燥肌に注意。この冬、保湿を考えてみては?
そろそろ乾燥が気になる季節となりました。夏には全く気にしなかったのに、喉、肌、髪、ボディ・・・そして指先まで気になりますよね?
そうした症状の主な原因はもちろん空気の乾燥です。特に冬場の太平洋側はカラッカラになります。(図1)そして部屋の中も暖房のせいで乾燥に拍車がかかります。この時期気にすべきことをまとめました。
出典)weathernews「西高東低の気圧配置とは?」
① 暖房
暖房器具によって乾燥の度合いはかなり変わります。エアコンやファンヒーター(オイル・ガス)は温風が出るのでどうしても乾燥の度合いが大きいのですが、オイルヒーター(写真1)やホットカーペット、床暖房、こたつなどは比較的乾燥しにくいようです。暖房器具をうまく組み合わせて使いたいですね。
Photo by bellsassa
ちょっと専門的な用語を使うと「垂直温度分布」(図2)に気を付けよう、ということです。エアコンだとどうしても部屋の天井に近い方が暖かく、下にいくほど温度が低くなってしまいます。床暖房などは足元から天井までの温度差が小さいので、エアコンとうまく組みわせると効果的に温まることが出来ます。床暖房が無いお宅でも、部屋の空気を循環させるサーキュレーター(写真2)などがあれば威力を発揮しそうです。
人によって寒さの感じ方は様々ですが、足下が寒いとついエアコンの温度を上げたり、風量を「強」にしてしまったりしませんか?それだと部屋が余計乾燥するばかりでなく、電気も余計に消費します。部屋の中の“温度のむら”を意識して暖房器具を使えば、電気をより効率的に使うことが出来ますね。
出典)東邦ガス
flickr:TAKA@P.P.R.S
② 加湿
とはいえ、家でも職場でも暖房が効いている冬は、程度の差こそあれ乾燥は避けられません。ご自宅などではいきおい加湿器(写真3)に頼るご家庭も多いと思います。我が家では各部屋に加湿器を置いていますが、頭の痛いのが給水と本体内部の掃除です。
flickr:Your Best Digs
給水が面倒なのは仕方ないとしても、加湿器内部にぬめりやカビなどが繁殖し、においの原因になったりするのはきついですね。筆者の経験からも、タンクの水をこまめに変えること、水の受け皿やタンク内部とキャップ周り、フィルターなどを週に1回は洗うことなどが効果的なようです。結局、「不精はだめ」ということですね。
③ 保湿
お肌の乾燥を気にしている人は予想より多いようです。(図3)
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査機関】マイボイスコム株式会社
【調査時期】2015年12月1日~12月5日
【回答者数】10,929名
https://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/20914/
乾燥の度合いや乾燥する部位は人によってさまざまでしょうが、7割以上の人が乾燥肌の自覚があるということにびっくりです。保湿用の化粧水や乳液、クリームなど、べたつきが苦手だから使わない、という人も多いかもしれません。でも最近は数えきれないくらいたくさんの商品が出ていますから自分の肌に合ったものがきっとあるはずです。探してみてください。
flickr:Andrew Dyer
特に男性は毎日のひげ剃りなどで肌が酷使されています。冬場の乾燥も加わりこの時期男性の肌はかなりダメージを受けています。女性の72%が「男性の肌が気になる」とのアンケート結果もあります。(注1)今まで肌ケアをしてこなかった男性諸氏も、この冬“保湿”にトライしてみてはいかがですか?
- ダイキン工業「空気と美肌に関する調査」
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