写真)イルミネーションで飾られた家(福井市K様宅)
提供)e-Lightscape
- まとめ
-
- 年末、イルミネーション真っ盛りで、気になる電気代。
- 最近はLEDタイプのライトが主流。LEDの消費電力は白熱電球の6分の1。
- LEDタイプのイルミネーションで、電気代も大幅減。
年末になると、街を彩るイルミネーション。眺めていると余りの美しさにうっとりしてしまいますね。でも、こんなにたくさんの電球が使われていて、ものすごく電気代がかかっているのでは・・・?なんてつい考えてしまいませんか?
自宅にイルミネーションを飾りたくても「電気代がかさむだろうな。」と思って、二の足を踏む人もいそうです。今回はそんなイルミネーション最新事情を調べました。
イルミネーションにかかる電気代
イルミネーションにかかる電気代は:
商品のkW数× 1日使用時間× 月間点灯日数 × 電力量料金(kWh)
で計算できます。
今回は、電力量料金を25円/1kWh(注1)として計算します。
庭の大きな木をクリスマスツリーのように装飾するケースを考えてみます。専門店で販売されているストリングライト(細いコードに多数の小ライトが付いているタイプのライト)10メートルの消費電力は9W/本です。
毎日午後6時から10時まで4時間点灯するとしてひと月の電気料金を計算してみると:
0.009kW × 4時間 × 30日 × 25円/kWh = 27円
となります。
出典)e-Lightscape
大きな木に巻き付けるとなると20本程度は必要となるので、
27円 × 20本 = 540円
1ヶ月あたり540円でゴージャスなイルミネーションが楽しめます。
出典)e-Lightscape
そして一軒家全体をイルミネーションで飾るケースですが、下の写真の例ですと、先ほどのストリングライトの他、ロープ・ネット・つらら・カーテンタイプを用いてます。約4mの樹木にはホワイト・イエロー・ブルーの3色のストリングライト各3本ずつ使用、グリーンとレッドで光っている椅子はロープライトで縁取っています。ベランダや軒下にはカーテン・つららタイプを使用しています。
この家の例ですと、
0.392kw × 4時間 × 30日 × 25円/kWh = 1,176円
となります。
提供)e-Lightscape
安いのはなぜ?
ランニングコストが意外と安いと思われませんでしたか?実際ひと昔前は今よりだいぶ高く、豪華なイルミネーションで家を飾っているお宅は、「電気代を節約するため、家の中は真っ暗にしている」なんて笑えない話もありました。
こんなに電気料金が安くなったのはなぜでしょう。答えは、LEDタイプのイルミネーションが主流になったからです。白熱電球の消費電力は54W/本に対し、電球型LEDランプの消費電力は9W/本とわずか6分の1ですから、電気代を大幅に安く抑えることができるのです。
最近はソーラータイプのイルミネーショングッズも販売されており、これらをお庭やベランダに幾ら飾っても電気代は0円!環境にも、お財布にも優しいですね。
出典)ニトリ
そろそろ師走。街中でイルミネーションを見ることが増えるでしょう。華やかなイルミネーションスポットに行くのも素敵ですが、忙しくてなかなか行けなかったり、人混みに行くのが億劫になったりする人も多いと思います。そんな時、自宅でイルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。節電型LEDライトで自宅の窓を好みの色に飾り付けるだけで、寒い晩、家路がちょっぴり楽しみになりそうです。
出典)江戸村とくぞう
- 電気料金算出は、120kWhをこえ300kWhまでの場合の1kWhあたりの値段を参考(中部電力)とした
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