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出典) 写真AC
- まとめ
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- 緊急事態宣言の発表で、自宅で運動時間を確保する動きが活発化。
- 動画だけでなく、オンラインのライブレッスンが注目を集めている。
- 適度な運動は免疫力の向上につながる。無理ない範囲で各自工夫を。
新型コロナウイルス感染拡大の対策で、政府が緊急事態宣言を発表してから2週間を迎えようとしている。不要不急の外出は自粛し、仕事も可能な限りテレワークを行うよう呼びかけられている。商業施設も臨時休業が相次ぎ、必要最低限の買い物以外はずっと家で過ごしているという人も多いだろう。
コロナ太り
しかし、家にずっとこもっていると、気になるのが運動不足。外出自粛要請が長期化する中、4月頃からインターネット上で「コロナ 太り」についての関心が高まっていることが下のグラフから分かる。ずっと運動していなかったのでここ数週間で体重が増えてしまった、などという話も良く聞く。結構、深刻な状況だ。
出典) Google Trend 「コロナ 太り」の検索
健康機器メーカー「タニタ」と筑波大学大学院が行った調査によれば、テレワークに切り替えた人は通勤していた時に比べて、1日の歩数が約30%減少していることが分かった。
出典) 写真AC
こうした急激な活動量の低下は免疫力の低下にもつながる。筑波大学久野研究室はホームページで「外出しないことによる運動不足や、生活習慣病の悪化、精神面の悪化など、子供から高齢者まで影響が見られる」として、外出自粛要請がされている地域であっても、人混みを避けた場所や自宅などで適度に運動することを推奨している。
ところが、週末の公園はジョギングやスポーツを楽しむ人が殺到し、人混みを避けるどころか、むしろ濃厚接触状態になっているとの指摘もある。外に出たい気持ちは十分すぎるほどわかるが、今回は室内でできるエクササイズをいくつか紹介する。
室内での運動
運動量を自宅にいながら確保するにはどうしたら良いのか。YouTube上には自宅でできるヨガ、エアロビ、筋トレ、体幹トレーニングなど多岐に渡る動画が配信されている。
YouTube Japan 公式チャンネルでは、「#家で一緒にやってみよう」と題して自宅でできる様々な体験動画をプレイリストにまとめて紹介している。4月18日時点では、「【#家で一緒にやってみよう】 運動編」、「【#家で一緒にやってみよう】 ストレッチ編」などの項目がアップロードされており、色々な強度、目的の動画が10本にまとめられている。種類が多すぎて何を選べばよいか分からないという人は、まずはこのプレイリストの中から探してみてはどうだろうか。
YouTubeには野球やサッカー、卓球やバレーボールのプロスポーツ選手が実際に自宅で行っているトレーニングを紹介する動画も多数あげられている。例えば、日本サッカー協会は公式チャンネルで「Sports assist you~いま、スポーツにできること~」と題してプロサッカー選手のトレーニング動画や、日本代表が実際に行っているトレーニングをアレンジした、家の中でも出来るトレーニング方法を動画で紹介している。人気の選手の貴重なトレーニング風景が垣間見えることからも、スポーツファンの注目を集めそうだ。
最近では、自宅でトレーニングのライブレッスンが受けられるサービスも人気を集めている。インストラクターがスマホやパソコンのカメラを通して、リアルタイムで受講生の様子を確認することができるので、参加者は自分に合ったアドバイスが受けられる。そのため、自宅にいながら手軽に、まるでトレーニングジムにいるような感覚で運動を楽しめるそうだ。
外出自粛要請中の運動不足に役立ててもらおうと、レッスンを提供する取り組みも広まっている。SOELUは4月3日から、毎日8時〜23時の間に15分レッスンの無料開放を行っているほか、「おうちトレーニング」(株式会社 nt / ニト)も一部のプログラムを無料で提供している。
いざ自宅で運動してみても、モチベーションが上がらない、続かないという悩みを抱える人は、アプリの「みんチャレ」を使ってみてはどうだろうか。「みんチャレ」は同じ目標を持つ5人がオンライン上でチームを結成し、チームメンバーと励ましあいながら目標達成を目指すアプリで、運動に限らず学習、家事、仕事など多岐にわたる目標達成を支援している。
アプリを運営するエーテンラボ株式会社によれば、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、自宅で運動を行うことを目標にしたコミュニティが次々と立ち上がっているようだ。利用者は日本全国だけでなく世界各地で増加しており、距離は離れていても互いに励ましあうことで、高いモチベーションを維持しながら自宅での運動を続けることができると期待されている。
さて、かくいう私も典型的な運動不足。早速、自宅にステッパ―なる運動器具を導入した。言うなれば、油圧式の足踏み器である。場所を取らず、気が向いたときに運動できるのが気に入っている。上り下り昇降器みたいなもの、とあなどるなかれ。時間当たり消費カロリーはあなどれない。ステッパーを右足、左足、交互に踏むという単純なエクササイズだが、登山や階段を登る動きに似ていて、15分も続けると汗をかく。有酸素運動としての効果だけでなく、でん部・太もも・ふくらはぎなどの筋肉も鍛えられる。
© エネフロ編集部
次はこちら。ピラティスリング(orヨガリング)だ。足首でリングを圧迫しつつ、腹筋運動をやってみた。2秒で身体を起こし、4秒かけてゆっくりと戻す。10回x2セットでもかなりきつい。リングが無くてもできるのでお勧めだ。腹筋運動の後は背筋の運動も忘れないようにしたい。双方の筋肉のバランスが大切だ。
© エネフロ編集部
外出自粛要請が長期化しどうしても息が詰まる思いになりがちだが、楽しく運動を続けて健康を維持したい。
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